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育成年代で一番欠かせない「身体を使いこなす」トレーニングとは? / 体を動かしながら脳・神経・筋肉をリンクさせる

COACH UNITED ACADEMYではムーブメントプレパレーションを導入しているMASAKI SPORTS ACADEMYのトレーニングを公開している。前編の記事では「パフォーマンスは受け皿ありき」と、基礎能力の大切さについて話をした。
正しい股関節の動きがなければ、正しいフォームでプレーできない。その股関節の動きをしっかりと正しい動作で行うことで、より実践的なトレーニングにもつながってくる。そこで後編では、実践的なトレーニングを加え「ムーブメントプレバレーション」を実践する上での重要なポイントを紹介する。(文 片桐将大)

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■左右のアクションへの対応を強化することでカラダの軸を安定させる

トレーニングにおいて、ドリル要素が強いものと、試合を想定した「実践向き」の2つに分けることができる。今回紹介している「ムーブメントプレパレーション」にも同様のことがいえる。

ウォーミングアップにおける実践向きとはどのようなものか。トレーニング前にするウォーミングアップ。しかし、ただカラダを温めて心拍数をあげるだけでは実践向きとはいえない。

心拍数を上げた後、実践を想定した動きを取り入れるトレーニングだからこそ試合におけるシチュエーションに近づけることができる。

MASAKI SPORTS ACADEMYで行われているムーブメントプレパレーションではカラダを温めてからは一気に実践向きのトレーニングに入っていく。実践向きとはいえど、トレーニングが複雑過ぎないのもムーブメントプレパレーションの良いところ。

取材した当日行われていた「サイドシャッフル」と呼ばれるトレーニングでもポイントは明確だ。「サイドシャッフル」は前後左右にステップを踏み続け、身体の安定感の強化を目的としている。

しかし、前後と左右の動きを比べると、左右の動きでは姿勢が徐々に崩れ始め、身体の重心が不安定になっていく。普段から「走る」など前後への動きを多用しているため、前後の動作で必要な姿勢や筋肉、重心は自ずと身についているのだ。

それに対して、普段活用しない左右の動作では、身体を支える筋肉が不足しており、軸がブレてしまい安定感を欠いてしまう。

「サイドシャッフル」では、このようにならないために前後左右バランス良く鍛えることが重要で、身体の安定感を養うことができる。ポイントとしては、身体の重心を常に意識し、猫背にならないよう姿勢を正し、取り組むことが重要である。

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■世界で戦うために「アジリティ」を磨く

体格的に海外の選手に劣る日本人が秀でているのは「アジリティ能力」だと考えられている。近年、日本代表の主なメンバーは、海外クラブに所属する選手が大半を占めている。

そのなかでも、香川真司選手や長友佑都選手らはスピードの緩急、左右への素早い切り替えしなど「アジリティ」を駆使して、世界トップレベルで戦っている。

クイックなターンや急停止、細かいステップワーク、外国の選手に対して体格の劣る日本人ならではの「アジリティ」を武器としているのだ。

今回紹介したムーブメントプレパレーションにも共通して言えるのは「基礎運動能力」の強化であるのはもちろんだが、さらに身につけるべき大切なものは「バランス力」と「アジリティ」である。

アジリティを鍛えるトレーニングは豊富で、当日のトレーニング内でも数多く実践されていた。アジリティはしっかりとした知識を持ってトレーニングを行えば効果も高く、どんなタイプの選手にでも必要とされるトレーニング。

特に育成年代においては、さまざま神経系の発達が進む最適なタイミングといえるので、ぜひムーブメントプレパレーションを活用した「アジリティ・トレーニング」を取り入れてほしい。

そしてCOACH UNITED ACADEMY内でも紹介されている「基礎運動能力」の強化トレーニングでは、「脳」「神経」「筋肉」のリンクを高める効果があるので、常にトレーニングの意味を考えながら(どの部位に働きかけているのか)取り組んでほしい。

平川氏は言う。「指導者の方々へ。子供達には、正しいカラダの扱い方を指導してほしいと思います。どんなに素晴らしいトレーニングを行っても、器となるカラダの能力が低いと、出来るプレーに制限がかかってしまいます。身体の持つ可能性を最大限に引き出してあげましょう」

ボールコントロールなどのトレーニングが目立つ育成年代において、忘れがちであるが、一番欠かせないトレーニングこそ「身体を使いこなす」ことではないだろうか。カラダの傾きや、重心についてなど、ムーブメントプレバレーションのポイントは是非とも映像で確認してほしい。

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<プロフィール>
平川 正城(ひらかわ・まさき)
1987年生まれ神奈川県出身。
清水商業高校卒業後、湘南ベルマーレ、ザスパクサツ群馬などGKとして活躍。
その後、FCバルセロナキッズキャンプ、ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチを得てMASAKI SPORTS ACADEMY(MSA)を設立。MSAはスペインで開催される世界最大ジュニアサッカーの祭典『MIC FOOT BALL』にアジアクラブ出場枠を保有している。2017年4月も引き続き日本選抜チームとして参戦。スペインサッカーライセンス「モニトール」取得

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