10.30.2020
股関節の可動域はドリブラーの生命線!興國高校・内野智章監督も絶賛のストレッチ法とは?
サッカーにおいて股関節の柔軟性や可動域を高めることは非常に重要な要素です。今回は、8年間で20人のJリーガーを輩出するなど「個の育成」で注目を集める興國高校サッカー部の内野智章監督に、股関節の重要性について聞くとともに、身体が硬い人にもおすすめする新しいストレッチ法についてご紹介したいと思います。
(※2020年10月29日サカイク掲載記事より転載)
股関節が動いていない選手のドリブルは通用しない
今回取材に協力してくださったのは、内野智章監督をはじめ、すでにJリーグ内定を決めた4選手を含む興國高校サッカー部の選手たち。まずは、内野監督に股関節の重要性についてお話を聞いてみました。
興國高校サッカー部 内野智章監督
「まずはケガの予防ですね。股関節に関してはウチもずっと取り組んできていますが、なかなか個人差もありますし、最近は特に硬い子が多いように感じています。あとは、やっぱりドリブルのところですね。股関節が動いていない選手は足先だけのフェイントになってしまうので、相手のレベルが上がるとスピードや角度が足りず、突破が難しくなってきます。
ディフェンスに関しても同じで、股関節が動いてないと、足が出る速さや、足が伸びる距離が全然変わってくるので、とても重要だと考えています。
あとは、すべての動作において、股関節の可動域が広い選手の方が、動きがスムーズなんですよね。シュートするにしても、トラップするにしても。もっとも僕らがこだわってる関節の一つが股関節なんです。」
では、興國高校では、どのような取り組みをされているのでしょうか?
「今も体操を取り入れているんですけど、開脚前転をさせても股関節や身体が硬くてできない子が最近は多い。ですから、身体を柔らかくするためのストレッチをいろんな動画を見せて取り組ませています。足首も硬いですし、上体が硬い子も多い。とにかく身体を柔らかくしないことには、ケガも増えますし、なによりもパフォーマンスが上がらないので、一番大事な部分と捉えて取り組んでいます。」
身体が硬い人でも股関節を柔らかくするには?
内野監督もサッカーにおいて重要だと語る「股関節」の柔軟性。そこで今回はサッカー部の皆さんに、COACH UNITEDがおすすめする「フレックスクッション」を使ったストレッチ法を体験してもらいました。フレックスクッションは、すでにJリーグやヨーロッパの強豪25チームで導入されており、プロ野球やNBAなど様々な競技で使われているストレッチツールです。座ってストレッチするだけで骨盤が前傾するので自然に股関節が開き、身体が硬い人でも自然に正しい姿勢で股関節の柔軟性を高めることができます。
その大きな特徴が独自の高さと傾斜。開発者であり、立教大学相撲部の監督を務める坂田直明氏が、選手時代に稽古の「股割り」で苦労していたところ、土俵の俵にお尻を乗せるとスムーズにできる事に気付いたことがきっかけで発案されました。
傾斜に合わせて座る位置を変えることでストレッチの強度が変えられ、子どもからトップアスリートまで無理なくストレッチに取り組むことができます。
最初は、初めて見る形のクッションに選手たちも戸惑っている様子でしたが、実際に使ってみるとすぐにその効果を実感してもらえたようです。
個人の技術を大切にしてるチームほど必要
2021年に横浜F・マリノスへ加入が内定している樺山諒乃介選手は、「普段、開脚してる時は骨盤が立ちにくいのですが、フレックスクッションを使うと骨盤が立って内転筋も伸ばしやすくなってとてもよかったです。 いろんなところが普通のストレッチより伸びやすくなって柔軟性もよりでてくると思うので、パフォーマンスにつながってくるかなと思います。」と自然と骨盤が立つ感覚を実感。
樺山諒乃介選手
また、すでにツエーゲン金沢の特別指定選手としてJリーグデビューを飾っている杉浦力斗選手も同じように、骨盤の動きに注目。「フレックスクッションを使うと地面でやるのと比べて骨盤の動き方が全然違って、より効果的にストレッチができる感覚を掴めました。 骨盤の動きはサッカーのプレーでも大切だと思うので、これからも使っていきたいなと思いました。」と話してくれました。
杉浦力斗選手
最後に内野監督に感想をお伺いすると、
「シンプルにストレッチがやりやすいし、普通にやるよりも、伸びてるなっていうのがすごくわかりますね。あとは、姿勢が座るだけで全然変わるので、普段の学校のデスクにも置いておきたいと思うくらい、スッと上体が伸びて楽な姿勢でストレッチできました。こういうものがあると選手も意識的に導入しやすいですね。遠征にも持っていきやすいですし、トレーニングルームや寮、グラウンドなどいろんな使い道があるなと思いました。股関節の可動域や柔軟性はドリブラーにとって生命線ですから、個人の技術を大切にしてるチームほどありがたいツールだと思いますね。」と大絶賛。その効果の高さをとても実感していただいたようです。
ジュニア年代からユース年代まで、身体のバランスが崩れがちな成長期において柔軟性や可動域を高めることはとても重要です。ぜひ、サカイクがおすすめするフレックスクッションをご家庭で試してみてください。肩こりや腰痛予防にもつながりますし、親子で取り組むこともおすすめですよ。
▼興國高校サッカー部にフレックスクッションを使ってもらいました
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大宮アルディージャフィジカルコーチ大塚慶輔氏が監修した
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