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トルメンタだけではない。充実のサポート体制、入念なストレッチ、練習後の補食...全国3位となった高川学園の強さの秘密とは

昨年度の高校サッカー選手権で、14年ぶりのベスト4進出を果たしたのが山口県の高川学園高校。CKやFKをゴール前で待ち構える複数の選手が手を繋いで円となりグルグルと回る "トルメンタ"で貴重なゴールを積み重ね、大会の話題をさらった。だが勝ち上がりを支えたのは、そうした奇抜なトリッププレーだけではない。セットプレーを獲得するまでの攻撃のクォリティーも例年以上に高かった。毎試合、全力を出し切れるようにコンディショニングに対する拘りが強いのもチームの特色だ。自身も現役時代は高川学園の前身、多々良学園高校で主将としてプレーし、インターハイ3位に貢献した江本孝監督はこう話す。「指導者になってからは自分の身体としっかり向き合うのが大事だと思うようになった」。(記事提供:味の素株式会社)

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 コンディショニングへの拘りが感じられるのが選手のサポート体制だ。高川学園はAチームとBチームが校内にあるグラウンドと離れた場所にある第2グラウンドに分かれて練習を行うが、両方のグラウンドにトレーナーが毎日必ずいる。トレーナーは寮監督も兼務しており、身体に異変を感じればすぐに対応してもらえる上、身体の悩みに関する相談もしやすい。「サッカーには怪我が付き物なので、トレーナーは絶対に必要だと思っている。親御さんや小中学生時代の指導者から預かった大事な選手だからこそ、そこまでちゃんと面倒を見たい」(江本孝監督)。

 中学生チームと中高の女子サッカー部にもそれぞれ一人ずつトレーナーがおり、トレーナー4人体制で選手を見るチームは全国でも数少ない。加えて、2年前の高校サッカー選手権大会の2回戦で仙台育英高校に負けてからは、更に良いゲームが出来るようになればとコンディショニングに対する意識がより強くなった。平日の練習後は必ず10分以上かけて、ストレッチをするようになったのもこの頃から。寒さで筋肉が固まり、怪我のリスクが高まる冬場は15分ほどの時間を割いて、身体をほぐす。疲労を軽減させるとのと同時に、選手に身体に対する意識を持たせるのがストレッチに時間をかける狙いだ。「疲れが溜まっていると身体が動きづらくなるけど、毎日やっていないと気付けない。ストレッチをするとアップをしている時に、"筋肉が張っている"と気付けたり、自分の身体について詳しくなる。」(上原雅貴トレーナー)。

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 入念にストレッチを行った後はグラウンド脇に用意した冷水で足を10分ほどアイシングする。筋肉量が多いふくらはぎを冷やしてから、外気温に触れて暖かくなれば、血管が収縮し血液が心臓に循環して疲労物質が除去するためだ。膝まで冷やせるサイズの容器は少ないため、特注品を用意しているという。ストレッチとアイシングを終えた後には、その日の練習を振り返るサッカーノートを書き終えて練習が終わる。練習にプラスして、これらの作業を行うのが日々のルーティンだ。「ちゃんと自分の身体に向き合う事を習慣化すると、自律心が生まれて、自分の部屋に帰ってからも身体をいたわるようになる。取り組みを始めてから怪我が少なくなっているのは確か」と江本監督は口にする。

 昌平高校と対戦した2020年度の選手権で、FW小見洋太(現・アルビレックス新潟)の素早いターンからのダッシュを見てからは、「走り方を改善しないと大事な試合で勝てない」(江本監督)と考え、週に1度正しい走り方を身に付けるトレーニングを行うようになった。講師を務めるのは、高川学園のある防府市在住で、プロアスリートのパーソナルトレーニングを務める杉本渉氏。そうしたトレーニングの積み重ねにより、選手は成長しており、昨年度の選手権で優秀選手に選ばれたMF林晴己(4月から明治大学)はスピードアップにより、ドリブルのキレが増したという。正しい走り方を身に付けると無駄な負荷が減り、選手の怪我が減ったのもプラスの効果と言えるだろう。

 練習後の補食も重要視しているポイントだ。寮生が多い高川学園はグラウンド近くに食堂があり、練習が終わってすぐに夕食が食べられるが、高強度の練習で失った筋グリコーゲンを回復させるため、必ず補食としておにぎりを食べるようにしている。寒い冬場は朝、学校へ行く前に選手が握るが、食材が傷みやすい夏場はグラウンド脇でお米を炊いて、練習後におにぎりとして食べるようにしている。選手権の準決勝で対戦した青森山田高校の選手の、中学2年生の頃と高校3年生の頃の体格の変化を目の当たりにし、「意識すればこれだけ選手は変わるんだと思った」と振り返る江本監督は、今年に入ってから高校生だけでなく、中学生も補食を摂り始めた。「高校サッカーは連戦が多くなるので、筋力やパワーも大事。ムキムキになれとは言わないけど、逞しい身体になれば消耗も減り、良いコンディションで試合に挑めるようになる」。

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 試合前後に必ず摂取しているアミノバイタル®も欠かせない戦力だ。練習や試合前にチームから渡されるアミノバイタル®プロを摂取するだけでなく、試合後にはアミノバイタル®ゴールドも摂取している。個人で購入し、利用する選手も多く、主将を務めるDF山本陽(2年)もその一人。昨年受けた味の素社による栄養講習会でアミノ酸の重要性を知ってから、個人としてもアミノバイタル®ゴールドを愛用するようになったという。「高川学園は走るチーム。きつい練習の次の日も頑張れるように寝る前に飲んでいる。味も美味しいし、水でスッと溶けるので飲みやすいのも良い」。

選手権で上位進出を果たしても、選手たちに浮かれた様子は見られない。更なる上を目指すため、新シーズンはすでに始まっている。「自分たちは選手権でベスト4になった先輩たちよりも技術、体力、フィジカルの全てが劣っていると思う。青森山田戦で全国レベルとの感じた差もベンチや応援席、ボールボーイとして見て感じている。ただ、自分たちの力がないというのは、伸びしろがたくさんあるという意味でもある。技術や体力を毎日の練習から伸ばして行きたい」。毎日、全力を出し尽くす選手たちの傍にこれからもアミノバイタル®は寄り添い続ける。

※文中に記載の摂取方法は個人の一例です。


試合当日に最高のコンディションで臨むための必需品【アミノバイタルプロ】

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