10.24.2024
サッカー初心者が行うべきトレーニングとは?トレーニングを行う際のポイントも解説
サッカー選手にとって欠かせないのが、ドリブル、トラップ、パスといった基礎技術です。サッカー初心者はまずそれらの技術を身につけられるようトレーニングに取り組む必要があります。この記事では、サッカー初心者がどういったトレーニングを行うべきなのか解説しています。また、コーチがトレーニングを行う際に意識するべきポイントについても取り上げているため、サッカー初心者を指導する機会の多いコーチやサッカーを始めたばかりのお子さんをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
<目次>
1.サッカー初心者が行うべきこと
1-1.基礎技術のトレーニング
1-2.実戦経験を積む
1-3.試合を観戦する
2.サッカーのトレーニングのポイント
2-1.ボールを使ってトレーニングする
2-2.両足を使ってトレーニングする
2-3.トレーニングは簡単なものから難しいもの
3.サッカーを上達させるには
4.まとめ
1.サッカー初心者が行うべきこと
サッカーを始めたばかりの選手の場合、コーチは何をすればいいのか迷ってしまうかもしれません。ここではそのような悩みを抱えている方に向けて、サッカー初心者が行うべきことを紹介します。
1-1.基礎技術のトレーニング
サッカーにおいて、ドリブル、トラップ、パスはポジションに関係なく求められる技術であるため、サッカー初心者はこれらの技術の習得を目指す必要があります。基礎技術のトレーニングは1人でできるものから複数人で行うものまでさまざまです。例えば、パスであれば、1人なら壁パスで、2人なら対面で、3人なら三角形でトレーニング可能です。基礎技術は一朝一夕で身につけられるものではないため、継続してトレーニングに取り組む必要があります。
1-2.実戦経験を積む
基礎練習が重要とは言っても、それらの技術を発揮するのは試合であるため、基礎技術のトレーニングをしつつも実戦経験を積むことも大切です。実戦経験は必ずしも公式戦でなくても構いません。例えば普段の練習で行う試合や1対1、2対2などの対人練習も実戦経験となります。相手がいる中で技術を発揮できるのか、何ができて何ができないのかといったことを自身で自覚することで、次のトレーニングに繋げられます。
1-3.試合を観戦する
試合観戦は、自分以外の選手のプレーを観る機会となるためおすすめです。体を動かすことだけがトレーニングとなるのではなく、観ることも立派なトレーニングです。自分が苦手としているプレーを他の選手はどのように行っているのか注意深く観察することでプレーのヒントが見つかるかもしれません。観戦する試合は、プロはもちろん、チームメイトや他チームなどでも構いません。
2.サッカーのトレーニングのポイント
ここではサッカーのトレーニングを行う際のポイントを紹介します。コーチがトレーニングメニューを考える際にも役立つ情報であるため、ぜひ参考にしてください。
2-1.ボールを使ってトレーニングする
トレーニングでは、できるだけボールを使うようにしましょう。例えば、ウォーミングアップでランニングをするチームは多いと思いますが、ただ走るだけでは子どもたちは楽しくないかもしれません。一方で、ボールを使ってドリブルしながらのランニングであれば、ウォーミングアップになるだけでなく、ドリブル練習にもなります。この時左足だけ、インサイドだけなど条件をつけることで難易度も調整可能です。
2-2.両足を使ってトレーニングする
サッカーの試合では、非利き足を使わなければならない場面が少なくありません。例えば、相手が利き足側のパスコースを消している場合、非利き足でパスをしなければならないでしょう。
そのため、トレーニングでは、選手に両足を使うことを促してください。パス練習であれば、パスできる足を左足に限定する、試合の時に非利き足でのゴールは得点を2倍にするといったことができます。
2-3.トレーニングは簡単なものから難しいもの
トレーニングは、徐々に難しくしていくことが大切です。最初から難易度の高いトレーニングを行うと、選手はうまくできずに自信を失うかもしれません。一方で、常に簡単なトレーニングばかりだと飽きてしまいます。そのため、少しずつ難易度を上げていく必要があります。例えば、対人練習をする場合、最初は1対1ではじめ、そこから2対2、3対3と人数を増やしていくといったイメージです。
また、各トレーニングメニューのルールも最初は単純なものから始め、徐々に制限をつけるなど複雑なものに発展させていきましょう。例えば、ポゼッション練習をする場合、最初は特に制限を設けず、慣れてきたらリターンパスを禁止するといったことができます。
3.サッカーを上達させるには
サッカー選手として上達するためには、日々のトレーニング欠かせませんが、その前提として何よりも選手自身がサッカーを楽しむことが大切です。
特に子どもの場合、興味や関心のあることには全力で取り組みますが、そうではないものには取り組もうとすらしない可能性があります。サッカーを楽しいものと認識できれば、より夢中になって取り組むことができ、結果的に選手としても成長できるでしょう。
これらの点から、コーチや保護者は、子どもにサッカーがサッカーを楽しいと感じられるようにサポートする必要があります。
4.まとめ
今回は、サッカー初心者が行うべきトレーニングやトレーニングを実施する際のポイントなどについて解説しました。サッカー初心者の場合、基礎技術であるドリブル、トラップ、パスをトレーニングを通して身につけることが大切です。また、基礎トレーニングの反復だけでなく、実戦経験を積むことや試合を観戦することなどもポイントとなります。
トレーニングを行う場合、できるだけボールを使ったメニューにし、両足の使用を促すこと、簡単なトレーニングから難しいトレーニングへと徐々に変化させることなどを意識してください。