11.19.2024
基礎を身につけるサッカーの練習メニューとは?1人でもできるメニューを紹介
サッカー選手にとって、ドリブル、トラップ、パスはポジションに関係なく重要なスキルです。サッカーを始めたばかりの人は、これらのスキルを身につけられるように、日々の練習に取り組みましょう。
この記事では、初心者が練習を通してどういったスキルを身につけるべきか、それらのスキルを身につける練習メニューにはどのようなものがあるのか解説しています。
<目次>
1.サッカーの練習を通して身に付けるべきスキル
1-1.ボールを止める
1-2.ボールを運ぶ
1-3.ボールを蹴る
2.基礎を身につける練習メニュー
2-1.トラップ練習
2-2.ドリブル練習
2-3.パス練習
2-4.シュート練習
3.まとめ
1.サッカーの練習を通して身に付けるべきスキル
ここではサッカー初心者が練習においてどういったスキルを身につけるべきか解説します。サッカーを始めたばかりのお子さんをお持ちの保護者の方や、練習メニューを考えているコーチの方などは参考にしてみてください。
1-1.ボールを止める
サッカーにおいて欠かせないスキルの一つがボールを止めること、つまりトラップ技術です。サッカーでは試合中に、ゴロのパスや浮き玉のパスなどさまざまなボールをコントロールしなければなりません。トラップがうまくできないと相手にボールを奪われる可能性が高くなるほか、攻撃にスムーズに移れなくなりチャンスを逃してしまうかもしれません。
また、利き足だけでなく左右両方の足、さらには胸やももなど、あらゆる部位でトラップできるようになることが大切です。
1-2.ボールを運ぶ
ボールを運ぶスキルとは、ドリブルのことです。サッカーでは、ゴール前の1対1の場面やサイドなど、ドリブルで突破してゴールを狙う、チャンスを演出するといったシーンがよくあります。
また、ディフェンスの選手でも、最後方でボールを持ってドリブルで前線に上がることも少なくありません。ボールを運び、時には突破を図るドリブルもサッカー選手が練習で身につけるべきスキルだといえます。
1-3.ボールを蹴る
脚を使うスポーツであるサッカーでは、ボールを蹴るスキル、つまりパスやシュートも欠かせません。いくらトラップがうまくても、そのあとのパスの質が低ければ意味がありません。
また、1対1で相手を抜いてもシュートがうまく打てなければ得点はできません。特に、チームの戦術やポジションに関係なくパスはどのポジションでも頻繁に行うため、両足でできるようにしておきましょう。
2.基礎を身につける練習メニュー
ここでは先ほど紹介したトラップ、ドリブル、パス、シュートの各スキルを身につけるための、具体的な練習メニューを紹介します。
サッカー初心者への練習メニュー作りで悩んでいるコーチの方や、子どもが家で行える練習メニューを探しているといった方はぜひ参考にしてください。
2-1.トラップ練習
トラップ練習は1人でも行えます。例えば、ボールを上に投げて落ちてくるボールをトラップするといった形です。また、壁にボールを蹴って跳ね返ってきたものをトラップすることもできるでしょう。単純な練習ですが、右足、左足、インサイド、アウトサイド、動きながらなど、トラップの仕方を工夫することで難易度も高められます。
ただ止めるだけでなく、足のどの部分にボールを当てるのか、どの辺にボールを止めると次のプレーに移りやすいのかといったことを意識しましょう。
2-2.ドリブル
ドリブルは、初心者であればコーンを使った練習がおすすめです。最初は直線上にコーンを5mほど離して置き、そこをまっすぐドリブルして戻ってくる形でドリブルしてみましょう。まっすぐ進むだけでも、ボールを触るときの力加減や足のどの部分でボールを触るのか、などいろんな点に気づくことができるでしょう。慣れてきたら、直線上に複数のコーンを設置して、コーンに当たらないように、ジグザグにドリブルしてみましょう。この時、インサイドのみ、アウトサイドのみ、左足のみなど、制限を加えることで難易度の調整が可能です。
複数人いる場合は、十字ドリブルを試してみてください。これは、色の異なるコーン(例赤と青)をそれぞれ対角線に設置し、グループ1は赤コーン間を、グループ2は青コーン間をドリブルするというものです。ドリブル自体はまっすぐ進むだけですが、左右から別のグループがドリブルしてくるため、ぶつからないように注意しながら行わなければなりません。
2-3.パス練習
パス練習は、1人であれば壁を使ってできるほか、2人いればシンプルな対面パスを行えます。また、2人組で移動しながらのパス練習であれば、相手の動きに合わせたパス出しや動きながらのトラップなどが求められるため、難易度を高められます。
3人以上いる場合は、三角形を作ってのパス練習がおすすめです。相手ディフェンダーに見立てたコーンを置いて、パスやトラップがコーンに当たらないように注意しながら行うというシンプルな練習です。また、パスを出したら、出した先に移動します。三角形にすることで、トラップする際に次のプレーへ移行しやすい角度、コーンに当たらないトラップの位置などを考えることができます。
2-4.シュート練習
初心者の場合、まずは手で持ってパントキックすることから始めましょう。これは、シュートする際に使用するインステップにボールをインパクトさせる感覚を覚えるためです。どこに当たればうまくボールが飛んでいくのか理解できれば、実際にシュートを打つ際にも意識しやすくなります。
パントキックをする時は、足首を固定すること、ボールを蹴った時に、しっかりとしたインパクト音が聞こえるか注意してみてください。慣れてきたら実際にシュートを打ってみましょう。パスを正面から受けてトラップしてシュート、横・斜めから受けてトラップしてシュート、浮き玉やバウンドボールをトラップしてシュート、ダイレクトでシュートといったことができます。
3.まとめ
今回は、サッカーの初心者が練習を通してまず身につけるべきスキルやそれらのスキルを身につける練習を紹介しました。サッカーにおいて、ドリブル、トラップ、パスはポジションに関係なく必要なスキルです。サッカーを始めたばかりの人は、これらのスキル習得を目指して練習に取り組みましょう。
今回紹介した練習のように、1人でできるものも少なくないため、ぜひ参考にしてください。