11.28.2024
小学生のサッカーの練習メニューのポイントとは?楽しい練習メニューも紹介
小学生向けの練習メニューを作る場合、子どものレベルを考慮するのはもちろん、子どもたちが飽きてしまわないように注意しなければなりません。この記事では、小学生のサッカーの練習メニューを作るときのポイントを紹介します。また、楽しみながら行える練習メニューも紹介しているため、コーチの方はぜひ参考にしてください。
<目次>
1.楽しい練習=ふざけるではない
1-1.小学生の練習メニュー作りのポイント
2.サッカーの楽しい練習メニュー
2-1.楽しい練習メニュー1:サッカーテニス
2-2.楽しい練習メニュー2:ボーリング
2-3.楽しい練習メニュー3:だるまさんがころんだ
2-4.楽しい練習メニュー4:妨害ドリブル
3.練習の最後は試合を
4.まとめ
1.楽しい練習=ふざけるではない
小学生のサッカー選手にとって、楽しい練習とは自分のできることを増やしていける練習ではないでしょうか。練習を通してできることが増えれば、試合でもより良いプレーができるようになります。そうなれば、次の練習ももっと楽しむことができるでしょう。だからこそ、練習を通してできないことをできるようにすることが大切だといえます。
一方で小学生の練習の中には、ふざけることを楽しんでいる選手も少なくありませんが、ふざけることはサッカーにおける楽しさにはつながりません。
このような点を考えると、コーチは選手のレベルを考慮して、簡単にはできないけど、頑張ればできそうなレベルの練習メニューを考えることが大切です。
1-1.小学生の練習メニュー作りのポイント
練習メニューを作成する上では、選手のレベルを考慮することはもちろん大切ですが、それと同じくらい選手が飽きないようにすることも大切です。子どもの場合、集中力が持続しないと考えられるため、同じ練習を長時間続けていると途中でダラけてしまう可能性があります。また、待ち時間の長い練習だとおしゃべりをしたり、練習メニューとは違うことをしたりすることもあるため注意しなければなりません。
練習メニューは、短い時間でテンポよく行うこと、待ち時間をできるだけなくし、全員が常にプレーできるようなものが望ましいでしょう。
2.サッカーの楽しい練習メニュー
練習メニューの作成においては、楽しさも重要な要素です。小学生の中でも低学年の子どもにとっては、サッカーは遊びのようなものであるため、楽しさを感じられるかどうかは練習の質にも影響します。ここでは楽しさを感じられるような練習メニューを紹介します。
2-1.楽しい練習メニュー1:サッカーテニス
リフティングがある程度できる選手であれば、サッカーテニスがおすすめです。この練習メニューは、その名の通り、サッカーボールを使ってテニスを行います。ラケットの代わりに足や頭、胸でボールを相手の要素を通り入れコートに返します。
レベルに応じて、通常のテニスと同じようにワンバウンドで返球する、ツーバウンドまで認めるなど調整できる点も特徴です。シングルスやダブル、さらには3人チームなど人数に応じて行える点も魅力的だといえます。
2-2.楽しい練習メニュー2:ボーリング
コーンを10本並べ、ボールをキックして何本倒れたかを競う練習メニューです。一見するとただの遊びのように思えるかもしれませんが、シュートやパスの練習に活用できます。コーンを倒すには、正確なキックが求められるため、インサイドで丁寧に蹴る必要があります。
また、後ろの方のコーンを倒すにはパワーが求められるため、時にはインステップでの力強いキックをしなければならないでしょう。さらに、低い弾道で蹴らないとコーンに当たらないため、ボールの高さも意識するべきです。このような点は、シュートやパスにもつながる重要な要素です。2-3.楽しい練習メニュー3:だるまさんがころんだ
だるまさんがころんだは、多くの子どもがルールを知っているため、行いやすい練習メニューです。ただし、サッカーなので、ドリブルをしながら行います。子どもたちは、鬼にタッチするためにドリブルをしますが、力加減を誤ってしまうとボールは大きく前に転がって行ってしまいます。
また、鬼がこちらを振り向く瞬間を見逃さないように、顔をあげなければなりません。遊び感覚でできる練習メニューですが、ドリブルに必要な要素が含まれている点が特徴です。
2-4.楽しい練習メニュー4:妨害ドリブル
こちらの練習メニューは、妨害を回避しながらドリブルをするというものです。1人の選手がドリブルをしている最中に、他の選手が横からボールを転がして妨害をします。ドリブルをしている選手は、転がってくるボールに当たらないように注意しながらドリブルしてください。
妨害を回避するためには、周囲を見ながらプレーしなければなりません。また、時にはスピードを落とす/上げることも必要でしょう。みんなで楽しめる練習となっているため、ぜひ取り入れてみてください。
ただし、ボールを強く蹴ってドリブル中の選手に直撃しないよう、妨害の仕方については事前に決めておく必要があります。
3.練習の最後は試合を
小学生の練習メニューに限った話ではありませんが、練習の最後には試合を行いましょう。なぜなら選手たちにとってサッカーをしていて最も楽しいと感じられるのは、ゴールが決まった瞬間であるためです。試合を通してたくさんのゴールが決まれば、その日の練習を「楽しかった」で終えることができます。
4.まとめ
今回は、小学生向けの練習メニュー作りのポイントや楽しい練習メニューなどについて解説しました。小学生向けの練習メニューを作るうえでは、選手たちに飽きさせないことが大切です。
また、楽しい練習=ふざけることではないことも理解しておかなければなりません。遊びの要素を取り入れたメニューも多いため、ぜひ今回の内容を参考に、練習メニュー作りに取り組んでみてください。