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テクダマ開発責任者が語る! テクダマ誕生の背景とサッカーで求められる能力とは?

2019年の誕生から、累計販売数17,000球を突破したテクダマ。

発売当初から話題を呼び、現在はジュニア世代を中心に、プロも含めた幅広いユーザーに愛用されています。

テクダマはドリブルやリフティングなどの自主練で使用する選手が多いですが、ゴールキーパー練習やゲーム練習に取り入れるチームも最近では増えており、活躍の場が広がっています。

今回はテクダマの企画・開発に携わった、竹原和雄取締役(株式会社イースリー)に、開発の経緯やこだわりについて聞きました。

テクダマはどのようなきっかけから生まれ、そしてどんな想いが込められたボールなのでしょうか?

※本記事は、サカイクからの転載です。

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■まず、テクダマとはどのようなものでしょうか?

見た目は普通のボールと同じですが、バウンドさせると不規則に変化する特別な構造によりサッカーの技術向上に必要な「自分の身体を思い通り動かす力」が身につくトレーニングボールです。

ドリブル、リフティング、トラップなど普段の練習をテクダマに変えるだけで、そうした力を自然と身につけることができます。

特別なメニューや指導は必要なく、使っているうちに予測不能な動きに対しても自然と身体や足が動くようになります。

 

■どうしてそのような力がサッカーで必要なのですか?

サッカーというスポーツでは、ボールの軌道やピッチの状態など様々な状況に合わせてボールタッチを変えるといった、動きのバリエーションが重要になります。上手な選手ほど、動きが安定しているだけでなく、状況に合わせて「とっさに動く」「動きを調整する」能力が高いと言われています。

またそうした能力は単調な反復トレーニングでは身につきにくいという研究結果もあり、そうした力を身につけるためにもテクダマのように予想不可能なボールは非常に適しているのです。

 

■テクダマはどのようなきっかけから開発されたのでしょうか?

子どもたちの自主練を変えたいと思ったのがきっかけです。多くの子どもたちがリフティングの練習を行なっていますが、回数を稼ぐことが目的になり、つま先でチョンチョンと同じ動作を何度も反復する様子を見てきました。

先ほどお話したとおり、反復練習が悪いわけではありませんが、サッカーに必要な力を身につける上で、もっと効果的なトレーニングはないか?と考えたのがきっかけでした。そこで、出会ったのが「動きづくり」のスペシャリストとしても知られる三木利章さんです。

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■監修者の三木さんとは、どのような出会いだったのですか?

サカイクの取材がきっかけで三木さんと出会いました。三木さんは、「身体を上手く動かせないとサッカーは上手くならない」という考えのもと、様々な動きを組み合わせた独自のリフティングやドリブルメニューで "サッカーで活きる"身体の動きづくりを行っていました。

その結果、練習は1日2時間の週2回だけ。しかもグラウンドはフットサルコート1面のみ。そんな限られた時間と環境の中でセレクションもしないのに、小学校時代無名だった子たちを育て次々と全国の強豪校に輩出していたんです。

この三木さんの考えを道具で表現したらどうなるんだろう。三木さんと目指したのは「蹴っているだけで、身体を動かせざるを得ないボール」でした。

 

■開発を進める中で、苦労したことや工夫したことは、どのようなところでしょうか?

難しすぎても練習になりませんから、予測できない動きと"最適な難しさ"を実現するために、いろいろなバランスのボールを試作し、開発には1年近くかかりました。

また、その中で工夫した点は、ボールの大きさと重さ、そして見た目です。テクダマは、重さや感触は普段子どもたちが使っている4号球と同じですが、大きさは2号球サイズです。それは小さくすることで難易度を高めつつ、ボールの蹴った感触や反発など普段のサッカーボールのリアリティを残しています。

そして、デザインにもこだわりがあります。ボールの回転も見やすいよう白い線が入っており、また小さいボールなので子どもが無くさないように蛍光カラーのカラーリングに仕立てました。実はそういう細かいこだわりもあったりします。

 

■テクダマはどんな方に使ってもらいたいですか?

サッカーをうまくなりたい!と思っている子どもたちはもちろんですが、サッカー経験のないコーチの方や、お父さん、お母さんにもオススメしています。経験がない場合、プレーの見本やポイントを伝えるのは難しいですが、テクダマは普段のボールに置き換えるだけでOKなので、「教えなくてもうまくなるボール」なんです。

また、親子で一緒に使ってみても面白いと思います。テクダマの独特な動きは子どもの遊び心を刺激しますが、遊び感覚で使うだけでも技術力が身に付きます。そのため、親子で楽しみながら蹴るだけでもトレーニングになるでしょう。

そして、テクダマには三木さんが監修してくださったトレーニング動画も付いてますので、簡単なトレーニングから真似してみるのもよいと思います。ぜひ、大人も一緒に楽しみながらトレーニングしてもらいたいですね。

 

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