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特殊な陣形への対応から攻撃の基本まで! つくばFCがこだわる、コーナーキックの戦法

サッカーの指導が学べる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、強豪チームや豊富な実績を持つ指導者によるトレーニング動画や、指導していく中で必見な理論や情報を配信中だ。

前回より、筑波大学大学院在籍時に筑波大学蹴球部で指導を始め、現在はつくばFCジュニアユースU-14で指導を行う、内田光洋氏による「コーナーキックの得点率・失点率を改善する、再現性の高いトレーニング」をテーマとした動画を公開中。

前編ではコーナーキック守備におけるマンツーマンの付き方や、セカンドボールへの対応を紹介した。後編となる今回はよくある攻撃パターンへの対応策と、ベーシックな攻撃の構造。そして実戦形式のゲームについて、内田氏による指導を紐解いていく。(文・鈴木智之)

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「トレイン」と「GK固め」への対応

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まずは相手が縦一列に並んでマンツーマンをつきにくくする「トレイン」への対応だ。

基本的なポイントは「強引に体をねじ込み、相手にスペースを与えないこと」である。

内田コーチは「レフェリーに注意されるようであれば、外側に立って、自分が誰をマークするのか確認し、トレインから各自が分かれた瞬間に掴みにくいようなイメージ」と説明。

さらに、相手にボール方向へと走り込まれないよう、前からと後ろからの二手に分かれてマークにつく。

内田コーチは「一番怖いのはファーサイドに回り込まれること」と警戒を促して、しっかりと人を押さえる重要性を説いた。

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続いては、相手がゴールキーパーの周囲を囲む「GK固め」への対応。

「一番高いところに手が出るのはキーパーだから、キーパーを守ること。キーパーとマンツーマンの相手をどかすイメージです」

キーパーをフリーにすることが最優先となるが、手を使うとファウルをとられやすいため、「手を上げて、お腹で押すような感じで相手をどかすこと」がポイントだという。

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さらに「大事なのはポストとストーンがボールを跳ね返すこと」と伝え、ニアサイドの選手がボールを跳ね返す役割を担いつつ、中央の選手はキーパーが飛び出せるルートを確保することを求めた。

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攻撃時の構造とペナルティエリアへの入り方

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守備の確認を終え、コーナーキックの攻撃へと移行。配置は相手のGKをブロックする選手、ニア、中央、ファー、大外カバー、こぼれ、後ろ残り×2、ショートコーナー、キッカーに分かれる。

中に入る5人のスタート位置はペナルティエリア内ファーサイド、ゴールエリアの脇に設定されている。これには理由がある。

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「ボールに対して面で向かって打てるので正確性が増す。横から点で合わせなければいけないと、難易度上がる。ここに立つとディフェンスがボールと相手を見にくい利点もある」

内田コーチはこのように説明し、中の5人には、GKブロック、ニア、中央、ファー、大外カバーと役割が決められている。

「COACH UNITED ACADEMY」動画では、それぞれの役割の具体的な立ち位置を指導している。さらにはコーナーキックのボールに対して「どのタイミングで入るのか」という手順も詳細に説明しているので、ぜひ動画で確認してほしい。

「事前確認」と「切り替え」の重要性

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最後は9対9の実戦形式のゲームを実施。ここで内田コーチが求めたのが「事前確認」だ。セットプレーの陣形からインプレーへと移行する中で、ポジションが崩れた際に、どのような判断が望ましいのだろうか?

「ボールがインプレーで続いている間は、自分の近くのポジションでプレーすること。無理して自分のポジションに戻ろうとしないこと」

ボールが切れたタイミングなどで、誰がどこに行くのか、マークがずれたらどう対応するのかを共有しておくことが大切だ。

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また、ミスが起きた後の「切り替え」についても言及。

「取り返せば攻撃継続だから、ミスが起こった時ほどチャンス。そこに攻撃の種が埋まっている」

守備陣形の作り方がわからないチームも多い中、構造と役割を整理し、タイミングを合わせることでコーナーキックの質は大きく向上する。

今回のトレーニングは、多くの指導者にとって試合に活かせるヒントが詰まっている。ぜひ動画でのわかりやすい説明を見て、チームの守備に取り入れていただけたらと思う。

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【講師】内田光洋/
三菱養和サッカークラブジュニアユース、ユースを経て筑波大学蹴球部でプレー。卒業後、筑波大学大学院コーチ学修士課程を修了。2001年より筑波大学蹴球部で指導者としてのキャリアをスタートし、2002年よりつくばFCで指導。湯澤聖人(アビスパ福岡)など、複数のプロサッカー選手の指導に関わった。現在はつくばFCジュニアユースのU-14を担当し、情熱的かつ論理的な指導で日々選手育成に向かい合っている。