11.13.2018
スペイン1部で10年トレーナーを務めた松井真弥監修「身体の負担を軽減する背中と骨盤を意識した動き作り」
成長期を迎えるとオスグット(膝の痛み)やシーバー病(かかとの痛み)、グロインペイン症候群(股関節の痛み)といったスポーツ障害に悩む子どもが増えています。
リーガ・エスパニョーラ(スペイン1部)の名門エスパニョールで10年トレーナーを務め、ベガルタ仙台でも3年指導した松井真弥氏は、その原因は「日本の子どもは、姿勢が悪く、正しい身体の使い方ができていないからです」と指摘します。
では、怪我に強くなるための正しい姿勢や身体の使い方を身に付けるためにはどのようにすればよいのでしょうか?
身体への負担を減らす姿勢と動き作りが重要
松井氏はひざ、かかと、股関節の痛みを防ぐには、次のようなことが大事になると話します。
「怪我に強い身体を作るためには、背中と骨盤をうまく使い、筋肉にかかる負担を分散させることが必要になります。背中を介して繋がる肩甲骨、股関節(骨盤)が連なって動ける身体が理想です。日本の子どもは、スペインの子どもに比べ、身体の自然な動きが日常で身に付いておらず、うまく身体を使えていなかったり、無駄な体力を使っていたりと、本来の力をうまく活かせていません。まずは、正しい姿勢と身体の使い方を理解し、身に付けることが必要になります」
このDVDでは、正しい姿勢を学びながら松井氏が考案した「背中」と「骨盤」をうまく使うためのエクササイズやトレーニングメニューを紹介していきます。
家庭でもすぐに実践できるボールを使わないウォーミングアップから、ボールを使った簡単な基礎トレーニングまで、すぐに取り入れていただける内容となっているので、多くの指導者や保護者の方にお勧めいたします。
内容のポイント
■Point1:怪我をしない身体作りに必要な3つの要素を習得
メッシや、C・ロナウド、イニエスタなど世界最高峰の選手を間近で見てきた松井氏は、トップレベルの選手に共通するものとして以下の3つを挙げます。
1. 正しい姿勢
2. 背中と骨盤を意識した動き
3. 重心移動
身体に負担をかけずにスムーズな動き出しができるようになることで、怪我の予防や、疲労の軽減、パフォーマンスアップにつながります。
■Point2:ジュニア、ジュニアユース年代向けのトレーニングメニュー
本作では、ジュニア、ジュニアユース年代の指導を対象に制作しました。パス、ドリブル、ボールキープ、守備、ストップ動作など、基本的なサッカーの動きを改善するメニューも多く紹介しています。
■Point3:トレーニング前後の変化を分かりやすく解説
各トレーニングの映像では、松井氏の指導を受ける前と後で、どのような変化があるのかを分かりやすく解説しています。
選手に言葉で説明が難しいところも、映像を見せることで正しい動きを理解させることができます。
【商品概要】
身体の負担を軽減する背中と骨盤を意識した動き作り ~怪我の予防とパフォーマンス向上を両立する練習法~
指導・解説:松井真弥(エルクエルポトレーナー)
実技協力:八千代ファミリアスポーツクラブ
企画・制作:ジャパンライム株式会社
DVD1枚:53分
【ご注文方法】
<松井真弥(まつい・しんや)>
フィジカルコーディネーター
2000年から10年間、スペイン1部リーグのRCDエスパニョールのトレーナーとして世界各国のプレーヤーの指導にあたる。その後日本に帰国し、2011年からはベガルタ仙台でチームトレーナーを3年間勤めた。2018年に独立し、治療室エルクエルポを設立。育成年代のスポーツ障害予防、改善、体の使い方指導をメインに、育成年代のチームへの講習会、個人指導、治療と幅広く活動している。
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