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サラリーマンと監督の 2 足のわらじで「最強・明治」を率いる栗田大輔 初著作!

明治大学サッカー部の伝統でもある「三原則(球際、切り替え、運動量)」をベースに「強い個人がクリエイティブにプレーする」サッカーで、2015 年の監督就任以来、2019 年の 5 冠、2020 年リーグ 2 連覇をはじめ、6 年間で 10 個のタイトルを獲得。育成においても2019 年度 9 名、2020 年度 12 名をはじめ、50 人以上のプロ選手を輩出してきた栗田大輔監督。

本書は今年で創部 100 年を迎え、近年の大学サッカー界をリードする存在の明治サッカー部を率いる栗田監督が、結果を出し続ける秘訣や世界で戦える強い個人の育て方、社会人として培った自身の経験をもとにした人間教育、勝負に対するこだわり、そして大学サッカーの未来について、余すところなく語り尽くした 1 冊です。

巻末には明治大サッカー部OBの対談企画も収録。 J リーグ・FC 東京に所属する中村帆高選手と蓮川壮大選手が語る大学での思い出や監督とのエピソード、そしてなでしこジャパンを率いて世界一に輝いた、佐々木則夫氏と栗田大輔監督による指導のこと、世界で戦うことについての対談も収録されています。

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【目次】一部抜粋

第1章:明治大学サッカー部の流儀

・部員全員がトップチームを目指す
・対話型のチーム作り
・ひとつのプレーにこだわりを持つ

第2章:6年間でタイトル10個、プロ50人以上輩出!

・仕事とサッカーの両立に全力を尽くす
・監督就任とともに組織を改革
・成功、失敗の両方から学ぶ

第3章:強い個人の育て方

・強い個人がクリエイティブにプレーする
・才能×努力×考え方
・なんのためにプロになるのかを考える

第4章:結果を出し続ける秘訣

・明治のサッカーを進化させる
・変化する瞬間を見逃さない
・自分のために監督をしているわけではない

第5章:大学サッカーの未来

・現職とスポーツビジネス
・大学スポーツの先駆者となる試み
・大学サッカーの聖地を作りたい

第6章:特別対談

・中村帆高(FC東京)×蓮川壮大(FC東京)
・佐々木則夫(元サッカー日本女子代表監督)×栗田大輔

<「はじめに」より>

「栄枯盛衰」という言葉があります。近年、当部は良い成績を残し、プロサッカー選手になる者も多数います。しかし、明治に限らず、他の大学も素晴らしい指導と取り組みを行い、勝負にこだわっています。少しでも慢心し、成長することを止めてしまっては、あっという間に結果は変わるかもしれません。

また、結果だけを追い求めると、大切なものを失うかもしれません。だからこそ、結果を出すために全力で取り組みながらも、ポリシーである「明治大学体育会サッカー部はプロの養成所ではなく、人間形成の場である」を貫き、選手の心の奥底で燃えている「何の遠慮や恥じらいもなく、全力で大好きなサッカーを追求したい」という想いに情熱をもって向き合い、選手の成長のために学び続けること、環境を作り続けることが大切であると考えています。

【著者】栗田大輔(くりた・だいすけ)

1970 年生まれ。静岡県出身。静岡のサッカー名門校・清水東高校から明治大学政治経済学部へ進学、サッカー部へ入部。卒業後、大手ゼネコンに入社。2005 年に横浜市で小中学生を対象にしたクラブチーム「FC パルピターレ」を設立。13 年に明治大学サッカー部のコーチとなり、翌年は助監督、そして 15 年に監督に就任。その年に総理大臣杯、関東大学 1 部リーグ戦で準優勝。16 年には創部 95 年で総理大臣杯初優勝。同年の関東大学 1 部リーグで 6 年ぶり 4 回目の優勝を果たし 2 冠達成。19 年には総理大臣杯、インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)、関東大学 1 部リーグ、さらには総理大臣杯予選を兼ねたアミノバイタルカップ、天皇杯予選を兼ねた東京都サッカートーナメントを加えた「5 冠」を達成。関東大学サッカーリーグ所属チームとしては初の偉業を成し遂げた。監督就任から 6 年間でタイトルを 10 個、プロサッカー選手を 50 人以上輩出している。