02.14.2023

課題はゲーム分析？ジュニアユース年代のサッカー指導者がいま学びたいこと

サッカー育成年代の指導者向け情報サイト「COACH UNITED」などを運営する株式会社イースリーは、日本クラブユースサッカー連盟（JCY）と共同で「JCY指導者応援プロジェクト」に取り組んでいます。

今回は、主にジュニアユース年代の指導者が、普段どのように学び、どのような情報を求めているのか？　JCYに加盟するクラブチームの指導者190名にアンケートを実施しました。

最も多い勉強法は「Youtube」が65.3％

最も多いのが65.3％でYoutube。次に58.9％でインターネット検索でした。やはりネットが中心で、特に動画のニーズは高いようです。また、他の指導者に話を聞く、指導を見るというリアルな交流もよく活用されているようです。

●指導の勉強に活用している方法　TOP10
・１位　Youtube：65.3％
・２位　インターネット検索：58.9％
・３位　他の指導者に話を聞く：52.6％
・４位　専門書籍：50.5％
・５位　他の人の指導を見る：48.9％
・６位　リフレッシュ研修会：40.0％
・７位　サッカー専門サイト：36.8％
・８位　セミナー講習会：33.2％
・９位　サッカー雑誌：33.2％
・10位　Instagram：21.6％

指導を勉強する方法、機会が足りない？

なんと64.8％が十分ではないと回答し、勉強をする方法、機会が足りない、そもそも時間が足りない　という意見が多く寄せられました。みなさん勉強の必要性は感じつつも、学ぶための環境は十分とは言えないようです。

「ゲーム分析」「コンディショニング」の情報が不足

●情報が足りないジャンル　TOP10
・１位　ゲーム分析：52.6％
・２位　コンディショニング：51.1％
・３位　メンタル：48.9％
・４位　フィジカル：47.9％
・５位　指導理論：44.2％
・６位　練習メニュー：44.2％
・７位　クラブ経営の知識：43.7％
・８位　戦術：41.6％
・９位　食事：41.6％
・10位　ＧＫ：38.4％

練習メニューや指導理論については、本当に多くの情報があふれていますが、「ゲーム分析」となるとまだ十分とは言えないのかもしれません。
また、別で実施した保護者向けアンケートによると、ジュニアユース年代以上の選手のうち、８割以上が何かしらの怪我を経験していると回答しており、コンディショニングの情報が不足していると感じるのもそのためかもしれません。

勉強したいジャンルも「ゲーム分析」が１位

しかし、２位以降については「戦術」、「指導理論」、「練習メニュー」が続いており、より実際の指導につながる実践的な情報へのニーズが高くなっているのかもしれません。

●特に勉強したいジャンル　TOP10
・１位　ゲーム分析：51.6％
・２位　戦術：49.5％
・３位　指導理論：46.8％
・４位　練習メニュー：44.2％
・５位　フィジカル：41.1％
・６位　コンディショニング：40.5％
・７位　メンタル：40.5％
・８位　クラブ経営の知識：39.5％
・９位　コミュニケーション：34.7％
・10位　メディカル：32.1％

また、具体的に見たいチームとして、Jリーグのアカデミーや、強豪クラブの名前が多くあげられており、普段見ることができないチームの指導法に対しては興味関心が高いようです。

83.2％の指導者が動画コンテンツで学びたい

「JCY指導者応援プロジェクト」では、今回アンケートでもニーズの高かったジャンルを参考に、動画を中心とした指導者向けコンテンツを公式LINEを通じて無料で配信していきます。また、指導者向けオンラインセミナーなども企画していく予定ですので、ぜひ、友だち追加してみてください。

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