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育成年代で見落とされがちな「ヘディング動作」の指導/サッカーの動きにおける『基本の基礎』の習得

サッカーの技術・戦術専門誌「サッカークリニック」との共同企画第3回目は、「跳ぶ(ヘディング)」について解説する。(※サッカークリニック3月号[2018年2月発売]にも掲載)

本企画の講師は、Jクラブで10チーム以上が採用する「タニラダー」の開発者で、動作改善のスペシャリストである谷真一郎フィジカルコーチ(ヴァンフォーレ甲府)。これまで「蹴る」「運ぶドリブル」について育成年代で陥りがちな誤った姿勢や動作、その改善法について動画で解説してきた。

最終回は、「跳ぶ」と「ヘディング」を中心に話を進めていこう。

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「跳ぶ」と「ヘディング」に対する誤った理解

特にジュニア年代では、「ヘディング」の技術指導が重視されていない傾向がある。谷コーチは「年齢に合わせてトレーニング量や強度の調整は必要ですが、ヘディングは守備でも攻撃でもゴールに結びつきやすいため、将来的には重要な技術であり、基礎からチェックする必要があります」と話す。

よく見られるヘディングの技術トレーニングとして、2人が向かい合い、片方がボールを投げジャンピングヘッドで返す練習が行われるが、ここで多い間違いが次の2つだ。

・バレーボールのスパイクを打つようなイメージで、助走から深く膝を屈伸させジャンプ

・首を固定して上半身を後ろに反らせ、両腕の間から頭部を押し出してヘディング

しかし、サッカーの試合においてこれだけ大きな予備動作を行う時間はない。コンパクトな予備動作から高く跳び、強い力をボールに伝える技術が必要となる。

では、どのように改善すればよいのか? その詳細については、ぜひ以下の動画で確認いただきたい。

また、この動画では紹介しきれなかったヘディングシュートなど応用的な技術トレーニングについてはCOACH UNITED ACADEMYのオンラインセミナーで詳しく解説しているので、ご興味ある方はそちらもご覧いただきたい。

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【講師】谷真一郎(たに・しんいちろう)/
筑波大学在学中に日本代表に招集。引退後は柏レイソルの下部組織で指導しながら筑波大学大学院でコーチ学を学ぶ。その後、柏レイソル、ベガルタ仙台、横浜FC、ヴァンフォーレ甲府と18年に渡りJリーガーを指導。自身が開発したサッカーの動きを改善するトレーニングメソッド「タニラダー」はJリーグ10チーム以上が採用し、育成年代も含め13,000人以上の選手が実践している。

タニラダーの詳細はこちら>>

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