TOP > コラム > 育成強化を図るサガン鳥栖がアヤックスとパートナーシップ締結。ヨハン・クライフの哲学を継ぐ名門クラブ

育成強化を図るサガン鳥栖がアヤックスとパートナーシップ締結。ヨハン・クライフの哲学を継ぐ名門クラブ

1月25日、J1のサガン鳥栖は、あのヨハン・クライフを輩出するなど世界的育成の名門と知られるアヤックス(オランダ1部リーグ)と3年間にわたるパートナーシップ契約を締結したと発表した。

img2.jpg

育成で評価をあげる鳥栖がさらなる強化

鳥栖は、昨年末の全日本少年サッカー大会では下部組織のU-12がベスト8入りを果たし、U-15は昨年の日本クラブユース選手権で優勝するなど育成面での評価をあげている。

今回の契約では、アヤックスのアヤックス・コーチングアカデミー(ACA)のサポートのもと育成アカデミーのシステム、指導者、選手のレベルアップを図る。また、日本にアヤックス・コーチングアカデミーのスタッフが、年間数回に渡り鳥栖を訪問してサポートを行うとのこと。

img3.jpg

鳥栖の竹原稔社長は、「私たちは、世界的にユース育成に秀でたアヤックス様とパートナーシップを結ぶことができることを大変嬉しく思います。近年、力を入れてきた育成年代の海外事業(遠征、留学、キャンプ等)の成果として、昨年にはサガン鳥栖U15が全日本クラブユース、高円宮杯優勝の2冠を達成することができました。」

「真の育成クラブになるために、今まで築き上げてきました海外クラブとのパートナーシップに、新たにアヤックス様の経験、体験、フィロソフィーなどを吸収し、より成長したサガン鳥栖を目指します。」

「将来的には本プロジェクトで育てた選手が、サガン鳥栖のトップチームに昇格することやアヤックス様のようなビッククラブへ移籍できる仕組み作り、そして育成メソッド作りを共に目指して参ります」とコメントを発表している。

img1.jpg

クライフ、ミケルスの哲学を継ぐアヤックスのフィロソフィー

アヤックスは、オランダ1部リーグで最多33回の優勝を誇り、UEFAチャンピオンズリーグでは4回の優勝経験を持つ世界的な名門クラブ。多くのタレントを世界中に輩出する育成の名門としても評価が高く、FCバルセロナなど近代サッカーに大きな影響を与えたヨハン・クライフやリヌス・ミケルスがその基礎を築いた。

世界トップレベルの育成システムは、一貫した哲学のもと常に最先端の理論や技術を導入し、世界のサッカーシーンに影響を与え続けている。また、アヤックスにはCOACH UNITEDやサカイクでもお馴染みの白井裕之氏がワールドコーチングスタッフとして所属している。

今回の契約についてエドウィン・ファン・デル・サールCEOは、「このサガン鳥栖とのパートナーシップは、アヤックスのアジアでの活動にとって、新しく重要な一歩となります。私達は、このアヤックス・コーチングアカデミー(ACA)を通して、日本のクラブとパートナーシップを結びたいと思っており、今回達成する事ができました。」

「私達は、更なる成長を遂げる大きなポテンシャルをサガン鳥栖に感じますし、特に彼らの育成アカデミーについて、アヤックスがサポートすることで更なる発展をする事を確信しています。この契約では、両クラブ間での経済的な活動に関しても含まれています。このサガン鳥栖とのパートナーシップは、アヤックスとアヤックス・コーチングアカデミーにとって、飛躍の一歩となります。」とコメントを発表している。

サガン鳥栖公式リリース>>

アヤックス公式リリース>>