12.01.2021
ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識ポジショナルプレー実践法
COACH UNITED ACADEMYの講師としても出演いただいている坂本圭氏の書籍が発売になりました。
日本ではまだ珍しいサッカー攻撃の概念・ポジショナルプレーを取り入れた戦術書。スペインのプロチームでコーチライセンスを獲得した著者が、サッカーを勉強したい学生や指導者、日本式ではなく世界のトップシーンで導入されている新しいサッカーの攻撃方法を実践したいと思っている方々のために、ポジショナルプレーを実践するための方法としてダイヤモンド・オフェンスを伝授します。
ボール保持者に「5つの プレーオプション」を近くにいるチームメートが提供すると、ダイヤモンドの形がいくつもグラウンドにできます。
攻撃側がボールを動かし、アクションを起こすことによって、相手がリアクションする、そうすると、どこかに新たなスペースが生まれます。その空いたスペースを利用して、次のプレーを即興的に選択する攻撃方法がダイヤモンド・オフェンス です。
是非、ヨーロッパで常識となっている組織的な攻撃方法ポジショナルプレーを実践するための方法論「ダイヤモンドオフェンス」 を読んでみてください。
【目次】
第1章ダイヤモンド・オフェンス の基本
・01:ダイヤモンド・オフェンスを理解するためのグラウンドのゾーンとレーン
・02:ダイヤモンド・オフェンスとは何か?
・03:ダイヤモンド・オフェンスは即興プレー
・04:ポジショナルプレーの概念
・05:正しいポジションを取る
・06:フリーマンを探せ
・07:ダイヤモンド・オフェンスのスタートはサイド
・08:4つのパスコースオプション
・09:パスの7原則
・10:正方形やトライアングルではなくダイヤモンドである理由
・11:ハーフスペースからサイドレーンにパスをする理由
第2章 ゾーンディフェンス攻略法
・01:ゾーンディフェンスを攻略する4つの攻撃方法
・02:オーバーロード
・03:フリープレー
・04:相手の守備と逆の配置の攻撃
・05:相手の守備と同じ配置の攻撃
・06:相手の背後、ライン間、ライン上にポジションを取る
・07:ライン間、ライン上に入るときのスピード
・08:3人目の動きを使ってフリーマンへボールを渡す
・09:4つのラインを作って攻撃する
・10:ボール保持者は相手を引きつける
第3章 ダイヤモンド・オフェンスの実践
・01:どのようにファイナルゾーンを攻略するのか(ゾーン3のセットオフェンス)
・02:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第1オプション(ポストプレー)
・03:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第2オプション(バックパス)
・04:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第3オプション(ライン間)
・05:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第4オプション(縦パス)
・06:パスアウト(静的な配置からスペースを作り利用する)
・07:ポジションサッカーの実践(相手の守備と同じ配置の攻撃)
・08:ボール出しダイヤモンドシリーズ(ゾーン1からゾーン2へ入る)
・09:ボール出しダイレクトプレー(相手の攻撃的プレッシングに対応する)
・10:前進パスアウト
・11:前進サイドチェンジローテーション
・12:ダイレクトプレー(ロングボールを相手の背後へ)
第4章 ダイヤモンド・オフェンス のトレーニング方法
・01:サッカー選手をダイナミックシステムとして理解する
・02:フランシスコ・セイルーロが提案した選手の8つの構造
・03:選手は異なる最適化をする
・04:認知構造(チームの戦略・戦術の最適化)
・05:社会的感情構造(チームの戦略・戦術の最適化)
・06:構造化トレーニング
【著者】坂本圭
サッカー研究家・コーチ。スペイン(バルセロナ)で、スペインサッカーコーチングコースレベル3(日本のS級相当)取得。サッカーにおけるポジショナルプレーを研究、実践中。フランシスコ・セイルーロ(FCバルセロナフィジカルコーチ・大学教授)のトレーニング理論の論文を翻訳し、研究している。